​◆トピック
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​◆スプルース材とシダー材による音の違い

 ギターの表面板によく用いられるスプルース材とシダー材ですが,実際のギターでは塗装にもよりますが,表面板が白〜黄色に見えるものがスプルース,茶色〜赤褐色に見えるものがシダーです。一般的にはそれぞれ次のような違いや特徴があります。

 

スプルース(マツ)

・芯があり透明感がある音

→ スギと比べると音がやや硬く,メタリックな音と感じる場合もあります

 

・音に重量感がある

 

・タッチの差による音色変化が大きい

→ つまり音楽表現の幅が広い

 

・弾き込みによる音質の変化が大きい

→ 本来の音が出るまでには,ある程度の期間の弾き込みが必要

 

シダー(スギ)

・明るく暖かみがある音

→ スプルースに比べると,ややぼやけていると感じることもあります

 

・音のレスポンス(反応)が良い

 

・高音が太く,スプルースより音量がある

→ 誰が弾いても,ある程度甘い音色が出せるが,タッチによる音色変化がスプルースに比べると乏しい

 

・弾き込みによる変化がスプルースほど大きくない

→ 最初から良く鳴るが,弾き込みによる音色変化はスプルースより少ない。

 

 これら材質による差は,どちらが優れているというものではなく,それぞれの個性であり,好みの問題となります。またスプルースを得意としているメーカー,シダーを得意としているメーカーもあり,そのメーカーや製作者の目指す音が,材料に表れているとも言えます。

表面板にスプルースを使ったギター
表面板にシダーを使ったギター